✅ この記事でわかること
- 在職中・退職後それぞれのメリット・デメリット
- 「どっちか決めなきゃ」から抜け出すグラデーション戦略
- 退職まで3ヶ月ある人が今すぐできること
こんな人に読んでほしい
- 在職中に転職活動する時間が取れるか不安な方
- 辞めてから活動するのは収入面が怖い方
- 「在職中か退職後か」で悩んで動けなくなっている方
転職の相談に来る人が、最初に必ずと言っていいほど口にする悩みがある。
「在職中に転職活動って、できるんですか?」
仕事が忙しくて時間が取れるか不安。でも辞めてから活動するのは収入が途絶えて怖い。だから動けない。
先日、まさにその壁にぶつかっていた相談者さんとZoomで話しました。その会話の中で出てきた「どっちでもない選択肢」を、できるだけそのまま書きます。
相談者さんの状況
その方は、今の職場に限界を感じていた。でも次が決まっていない状態で辞める勇気はない。かといって在職中に転職活動できるのか、時間的に不安で踏み出せない。
Zoom開始5分で出てきた質問がこれだった。
「在職中に活動するか、辞めてから集中するか、どっちがいいんでしょう?」
僕がまずやったのは、どちらかを即答することじゃなかった。一緒にメリット・デメリットを書き出すことだった。
在職中 vs 退職後|メリット・デメリット比較
在職中に転職活動する場合
| 内容 | |
|---|---|
| ✅ メリット | 収入が途絶えない。生活の不安がない状態で活動できる |
| ✅ メリット | 「在職中」というだけで採用担当の見る目が変わる(退職済みより信頼されやすい) |
| ✅ メリット | 焦らず選べる。内定が出ても冷静に判断できる |
| ✅ メリット | うまくいかなくても、すぐに詰む状況にならない |
| ⚠️ デメリット | 平日の面接調整が難しい。有給を使う必要がある |
| ⚠️ デメリット | 精神的に消耗する。仕事と転職活動の並行はしんどい |
| ⚠️ デメリット | 会社にバレるリスクがある |
| ⚠️ デメリット | 活動が長引くとモチベーションが続かないことがある |
退職後に転職活動する場合
| 内容 | |
|---|---|
| ✅ メリット | 時間が作れる。面接調整が自由にできる |
| ✅ メリット | 精神的に集中できる。仕事のストレスがない状態で活動できる |
| ✅ メリット | 体を休められる(ブラック企業直後は回復期間が必要な人もいる) |
| ⚠️ デメリット | 収入がなくなる。焦りで妥協した会社に決めてしまうリスクがある |
| ⚠️ デメリット | 「なぜ辞めてから活動しているのか」と面接で聞かれる |
| ⚠️ デメリット | 空白期間が長くなると選考で不利になるケースがある |
| ⚠️ デメリット | 失業給付が出るまでタイムラグがある |
書き出したとき、相談者さんに変化が起きた
メリット・デメリットを並べて眺めたとき、相談者さんが言った。
「あれ、退職するまでってどのくらい猶予があるんだろう」
そこで聞いてみると、退職を伝えてから実際に辞めるまで、3ヶ月あることがわかった。
「じゃあ今すぐ辞める必要はないですよね」
「そうですよ。3ヶ月後に辞めるとしたら、今から退職を伝えるまでの間、何ができますか?」
そこから話が変わった。
「在職中か退職後か」じゃなく、グラデーションで考える
二択で悩まなくていい。こういう進め方があります。
フェーズ1|今すぐ〜退職を伝えるまで(約3ヶ月)
やること:
- エージェントに登録する
- 求人を見始める
- 応募できそうなものに応募してみる
- 面接まで進めるなら進む
⚠️ この段階では「辞める」と決めなくていい。動きながら感触をつかむ期間。
フェーズ2|退職を伝えるタイミング
パターンA(ラッキー): 転職先が決まっていたら、そのまま退職を伝えてスムーズに移行できる。
パターンB(まだ決まっていない): 活動の感触がつかめているはず。「あと少しで決まりそう」なら退職を引き延ばすことも検討できる。
フェーズ3|退職後
フェーズ1・2で書類や面接の経験が積めていれば、退職後の活動はスムーズになる。ゼロからではなく、助走がついた状態で集中できる。
相談者さんの反応
この流れを整理したとき、相談者さんが言った。
「なんか、急に現実的になりました。今すぐ辞めなくていいんですね」
そうなんです。
多くの人が「辞めてから動く」か「在職中に完璧にやり遂げる」かの二択で考えて、どちらも難しいと感じて止まってしまう。
でも実際は、今の状況から「できる一歩」を踏み出せばいい。
- まず求人を見るだけでいい
- エージェントに登録するだけでいい
- 「辞める」と決める前に、自分の市場価値を知るだけでいい
その小さな一歩が、3ヶ月後の選択肢を増やします。
「どっちか決めなきゃ」と思っているあなたへ
在職中か退職後か、正解はどちらでもないし、どちらでもある。
あなたの職場の状況、退職までの期間、貯金の余裕、家族の状況。それぞれ違うから、一律の答えは出せない。
でも一つだけ言えることがある。
「どっちにするか決めてから動こう」と思っている限り、動けない。
まず動く。動きながら、状況に合わせてシフトする。それが、一番賢い転職活動のやり方だと思っています。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 在職中のメリット | 収入が途切れない・採用担当の評価が高い |
| 退職後のメリット | 時間・精神的余裕が生まれる |
| グラデーション戦略 | 在職中に動き始めて、状況に応じてシフトする |
| 今すぐできること | エージェント登録・求人を見る・応募してみる |
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